町並み保存
改修前
大正時代に建築された倉吉の町屋です。
昭和30年代に1階を改造し魚屋を営まれていました。
間口6.3m奥行35m、中庭があり表から奥まで通り庭が続いていました。
改修後
伝統的建造物群街並保存地区の内にある母屋部分は、魚屋を廃業してから利用されていませんでしたが、このたび1階2階を改修し『くらし』が再開されました。
格子のある町屋・正面
改修前は、通り庭の中程に“おくどさん”(台所)があり、炊事をするために下履きに替える必要がありました。食事は居間でとるので、段差のある、長い動線を行き来しなければなりませんでした。
格子のある町屋・正面
中庭に面した居間と広縁をダイニングキッチンに改修し、動線を段差のない短いものにして、中庭の緑や風を楽しみながら家族そろって食事ができる空間にしました。
格子のある町屋・正面
内装壁仕上げは漆喰、珪藻土など、自然の素材をいかした材料を使用し、玄関の式台、框、床は無垢のケヤキを使用しています。
木目が美しいのですがお見せできないのが残念です。
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